野付郡別海町の人気のカフェ「oncafe」。
北海道産の小麦粉、新鮮な卵をはじめ日本一の生産量を誇る別海町の新鮮な生乳を主原料に樽型のバターチャーンで丁寧に練り上げた高級バターを配合したケーキです。バター本来の美味しさを感じられる生地の上部は爽やかなレモンアイシングで仕上げました。口一杯にバターのとレモンの風味が心地よく広がります。
奥山夫妻が営む〈ONCAFE〉の店内。
別海町のカルチャー発信地、
oncafeのレモンバターケーキ。
ディレクターの福田春美が北海道の魅力を再発見する to the north。その中でも今回どうしても紹介したいと語るのが道東エリア。
知床半島と根室半島のあいだに位置する別海町は、東京23区を合わせた面積の2倍以上ある広い町。生乳の生産量が日本一を誇るこの町は人口よりも牛の数の方が多いというのもうなずける。
福田がこの町に惹かれたのは、アーティストの大竹伸朗さんが学生時代に短期間滞在したことのあるというウルリー牧場があること、そして、〈oncafe〉という奥山夫妻が営むカフェがあるからだった。父親の後を継いでCDショップを営む一浩さんと、軽食とスイーツを担当するしのぶさんの夫妻だ。
CDショップを営む一浩さん(右)はイベントなども企画。お菓子やスイーツを担当するのは妻のしのぶさん。
「素朴な味だからこそ、おいしさが際立つ」 と福田が絶賛するのが、しのぶさんが作るレモンバターケーキ。スタイリッシュというよりは、どこか懐かしい味。口の中で広がるのは、甘酸っぱいレモンの酸味とバターの優しい味だ。
オリジナルのレモンバターケーキは人気商品。どこか懐かしい味わいがクセになる。
別海町は若者が少ない。けれども2人がカフェやCD、プロダクトを扱い、カルチャー発信的な店を続けるのは、ここで暮らす人々の生活を豊かにしたいという思いから。
「田舎だと単調な生活になりがちですが、文化的な魅力を取り入れることで、外からも人が集まるコミュニケーションスペースになったらいいなと」。
そう話すのは一浩さん。飲食とCDの販売スペースをゆるやかに分けている壁は、あえて稼働式にして、ライブやトークイベントをできるようにした。実際にイベントも開催していて、東京などの遠方からも人が集まるのだとか。一方で、そういった発信によって、住民の暮らしの意識も高めていきたいと考える。
店内には道内外から集めたプロダクトも展開する。2人が使いたいもの、使ってよかったものをセレクト。
しのぶさん曰く「この町に住んでいる良さって、みんながゆるくバランスよく繋がってることなんです。ここで生活してることを共有できるというか。だから店としてある一定の世界観を作ることで、自然と取り入れてくれることも多くて」。厳しい自然環境をシェアしているからこそ生まれる連帯感。とはいえ外部から入りにくいこともない。
〈oncafe〉は、町と外の人々をゆるやかに繋げる、別海町のハブのようなスポットになっている。
- 商品内容
- レモンバターケーキ1本
- 賞味期限
- 解凍後5日
- 特定原材料
- 卵 乳 小麦