to the north

北海道のおいしい食材とともに、
新年のホームパーティを開催。

to the northでは今年から各界のキーパーソンにご登場いただき、北海道の気になる一品を紹介してもらう連載企画「私の一品」をスタートします。そのキックオフも兼ねて、ディレクターの福田春美が自宅で新年会を開催しました。集まったのは、モデル、イラストレーターとして活躍する香菜子さん、ライフスタイル系WEB SHOP「北欧、暮らしの道具店」の店長、佐藤友子さん。仕事でもお付き合いのある3人の新年会は、白ワインの乾杯でスタートしました。

ホームパーティでは、香菜子さん、佐藤さんに北海道の気になる食材を選んでもらって、福田がその食材を使った手料理を振る舞いました。そして、丁寧な暮らしを大事にするおふたりに「友人を招くときに大切にしていること」について話を伺いました。

あらかじめ料理を作っておいて、
ホストもみんなと会話を楽しむ。

ライフスタイル系雑誌の人気モデルであり、著書も出版している香菜子さん。ホームパーティではご主人がお好み焼きを振る舞ったり、香菜子さんの手料理でおもてなしをしているそうです。

香菜子:『ホームパーティの料理を作るときに一番気を遣っているのが、招く側がキッチンに立ちっぱなしにならないこと。うちの母がそういう人で、子供の頃にもっとお母さんも一緒にいればいいのにと思っていたんです。だから料理は冷蔵庫に冷やしておいてすぐに出せるものをたくさん用意しておくんですよ。マリネとかピクルスとかカルパッチョとか。まずお客さんが来たらそういう料理をぱぱっと出して、しばらくお酒を一緒に飲んで、みんながリラックスしたタイミングでキッチンへ。メイン料理もお肉のポットローストのように、コトコト火にかけておいてお酒を飲みながら火加減を気にすればいいメニューを選んでいます』

セルフサービスを取り入れて、
和やかな雰囲気を演出する。

また、上手にセルフサービスの仕組みを取り入れることも、和やかなコミュニケーションのコツだと言います。

香菜子:『ゲストにシャンパンをあけてもらったり、グラスコーナーを用意しておいて自分で取ってもらったり。あとはワインやコーヒー、白湯などを並べてドリンクバーを作っておくと、みんなが自分のペースで楽しめるから場が和むんですよね。そうするようになったきっかけは、仕事の時に自宅で撮影することが多いから。スタッフが家に来ても私は撮影のために着替えてばかりで、あまりお構いすることができなくて。それでセルフサービスのスタイルを確立していったんです』

普段から香菜子さんは食器をセットで買うことが多いそうです。基本的には5枚セット、お客さん用に使えそうなものは10枚セットで買うこともあるのだとか。

香菜子:『セットで買ったお皿はパーティ用にしたり、撮影スタッフからお菓子をいただくことも多いので、お揃いのお皿で出すようにしています。これからホームパーティを始める方は、18cmぐらいの白いプレートを10枚ぐらい揃えると便利かもしれません。取り皿として料理をちょこちょこ盛れるし、大きすぎないからスペースも取らない。あと、今日のような足付きのグラスもいいですよね。ソフトドリンクもワインも飲めますから』

うに、ぼたんえび、銀聖鮭のカルパッチョ。
北海道の豪華な海産物で料理はスタート。

そんな香菜子さんがto the northの北海道食材で気になったのが、「銀聖鮭のお刺身」。ディレクターの福田が、ボタンエビとウニを一緒に盛り付けてテーブルに出すと、ふたりから「おいしそー!!」という歓声が。鮭とぼたんエビにはコリアンダーとオリーブオイルをかけて、うには北海道の職人がひとつひとつ丁寧に盛り付けたものをそのままお皿に移していました。

香菜子:『この鮭、味が濃くておいしい。私は海のない県の出身なので、おいしいお魚を見つけるのが苦手なんです。だから、おいしいとわかっているものを買いたいなと。鮭ってちょっと塩辛かったりして丁度いい味を探すのが意外と難しくて。今回は春美さんが選んだというのもあって、これはおいしいだろうなとセレクトしました』

香菜子:『うにも濃厚でおいしい! うには薬っぽい味がするものは苦手なんですけど、これは臭さがなくて身がちゃんとたってますね。本当のうにってこういう味だというのがわかる感じ。少量でも満足できるから、みんなで食べるのにもいいですね。ぼたんえびも歯ごたえがしっかりあって甘かったです。ぼたんえびにうにを少し載せて食べるのも贅沢ですよね』

フォトジェニックなじゃがいもローストは、
海外のWEBを見て、作りたかったメニュー。

香菜子さんと佐藤さんが前菜を食べている間に、福田がオーブンで料理していたじゃがいものローストが出来上がりました。すると佐藤さんが、「これ、今朝インスタにあげてましたよね?この会のためだったんですか?」と嬉々とした表情に。

福田:『これは札幌から4時間半ぐらい車で行った稚内に近い村で、渡辺一光さんが作っているじゃがいも。渡辺さんは研究者肌で畑に酵素をまいて34種類のじゃがいもを作っているんです。デストロイヤという赤いまだらのじゃがいもがおいしくて、to the northでは赤色系のじゃがいも4種類のセットを作ってもらいました。今日はアメリカのWEBサイトを見て、いつか作りたいと思っていたメニューを作ってみました』

香菜子さんと佐藤さんは「見た目もかわいいし、お酒も進むね」「オリーブオイルとベーコンが入っているの?」と、早速、じゃがいものローストのレシピを聞いていました。to the northでは新年会の料理レシピも公開予定なので、そちらも楽しみにしていてください。

大事にしているおもてなしは、
ちょっとした非日常を演出すること。

佐藤さんが店長を務める WEB SHOP「北欧、暮らしの道具店」では、スタッフ同士の仲がとても良いそうです。一緒にお仕事をしている香菜子さんは、打ち合わせに行くたびに就職したくなるのだとか。会社でスタッフのマネジメントや商品開発などを行なっている佐藤さんは、プロジェクトチームを招いてホームパーティをすることもあるそうです。

佐藤:『うちではオリジナルのジャムを作っているんですが、年に1回程度そのプロジェクトの打ち上げや新年会を家でやっています。スタッフに料理好きが多いので、だいたいは持ち寄りパーティにしています。というのも私はもてなし料理があまり得意ではなくって。パンと野菜と煮込み1品ぐらいを用意して、あとはみんなに「お肉担当」「デザート担当」と割り振りを決めて、作ってきてもらった料理をテーブルに並べていくんです』

佐藤さんがホームパーティで大事にしていることは、「ちょっとした非日常を」を演出すること。

佐藤:『子供が小さいので普段は汚れても拭けるようにテーブルクロスを敷かないんですけど、お客さまが来るときは必ずクロスを敷くようにしています。あとはお花をいけたり、照明を関節照明とキャンドルだけにして、ゲストがリラックスして本音トークをできるようにしています。実は、うちには大きなテーブルがないので和室の扉を2枚重ねて座卓にしてるんですよ。母が家に人を招くときにやっていたのを思い出して。下にはアクリル収納ボックスを置いて台にしています。生活感が出ていて恐縮ですけど(笑)、大きな机は使わないときに邪魔になるんですよね。このことを『北欧、暮らしの道具店』のコラムで紹介したら、お客様からたくさんの反響をいただきました。』

テーブルに様々なお皿を並べて、
好きなお皿の席に座ってもらう。

佐藤:『ホームパーティの取り皿は、ひとりずつ違うお皿を出すようにしています。セットでお皿をたくさん持ってないのも理由ですが、「どのお皿の席に座ろうかな?」と思ってもらえるといいなと。ちょこちょこ料理が盛れるように21cmぐらいのちょっと大きめサイズを用意しています。小さいお皿をたくさん出すと、後で洗い物も大変ですしね。あとはカッティングボードにパンやチーズを並べたり、大きなボウルにサラダやローストビーフなどを入れたり。洗い物が多くなるとゲストが気を遣ってしまうので、食後のコーヒーは100円均一ショップで売っているような蓋付きの紙コップを使って、飲み終わったら捨てるようにしています』

ワイン好きの佐藤さんがセレクトしたのは、
東京でも話題のクラッカーとチーズのセット。

佐藤さんがto the northの北海道フードでセレクトしたのは、チーズとクラッカーのセット。クラッカーは文化推進協会のアトリエ〈vostok labo〉のもので、ボルチーニ茸、青のり、ローズマリー、ブラックペッパーの4種類。チーズはチーズ工房カプカのハードタイプとセミハードタイプ。福田は生ハムを添えてカッティングボードでサーブしました。

佐藤:『ワインがすごく好きなのでチーズとクラッカーのセットを選びました。女性が集う場ではしっかり料理を食べるというより、飲みながら、喋りながら、ちょこちょこいろんな味をつまむのがいいと思うんですよね』

佐藤:『チーズも濃厚でおいしいけど、クラッカーがとてもおいしい! 特に私が好きなのは青のりのクラッカーとセミハードチーズの組み合わせでした。クラッカーやパイは、ぼろぼろ崩れるものも多いけど、これはそうじゃないのも嬉しいですね。セットになっているので、準備するのも楽だなと感じました』

おいしくてダイナミックな食材で、
楽しさと、ちょっとした驚きを提供する。

おふたりの話が一段落したところで、福田は冷蔵庫からタラバ蟹を取り出しました。年々、希少価値が高まるタラバ蟹、しかも一匹まるごとということもあって、香菜子さんと佐藤さんからは驚きの歓声があがりました。この日のホームパーティの締めのメニューは、このタラバ蟹を使った魚介のパエリア。

福田:『私が今日のために選んだのはボタンエビとじゃがいもとタラバ蟹。地元でもある北海道のダイナミックさと美味しさを伝えること、カルパッチョやオーブン料理、パエリアなど、料理の幅を出せる食材を選びました。ホームパーティの魅力は周りを気にせずに、リラックスしてお話ができること。楽しさと少しの驚きを取り入れて、気軽に楽しんでもらえればいいなと思っています。あとは自分でも楽しむことも大事ですよね』

お客さんにリラックスしてもらうために、
丁寧な下ごしらえをして、迎え入れる。

この日、新年会が始まる少し前に福田の家に行くと、前日に下ごしらえした食材を盛り付けておもてなしの準備をしていました。

福田:『ゲストをお招きする時は、到着後に会話をする時間を考えて、作り置きできて見栄えが良い前菜を作っています。とにかく大切なのは下ごしらえを丁寧にすること。それによって料理の美味しさと見栄えが決まりますからね。最後の工程だけをお客さんが来てからするように前日までに準備をしています』

福田:『ホームパーティで使う食器は、色を絞って、和食器も洋食器も混ぜて出す場合が多いですね。あと、カッティングボードはお皿としても使えるし見栄えもよく、和にも洋にも使えるので必需品になっています』

ほかにも福田はいつもゲストが到着する30分前に、玄関に心地よいアロマを吹きかけておくそうです。

福田:『アロマは、ここから違う空間に入るという心の切り替えになってくれるといいなと。そうやって少しづつ、お客さんにリラックスしてもらえる工夫をするのが楽しいんですよね』

この日の新年会では、それぞれが近況を報告しあったり、昨年から一緒に行っているプロジェクトの抱負を話し合ったりなど、料理を食べながら和やかな雰囲気で会話を楽しんでいるのが伝わってきました。ぜひ、みなさんも親しいお友達とホームパーティを楽しんでみてください。

次回は3人に、ホームパーティに持って行くお気に入りの手土産について話を伺います。


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